1円パチンコはブームから時流へ進化している
(株)船井総合研究所 パチンコビジネス支援グループ
経営コンサルタント 野尻 純平
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こんにちは、船井総合研究所の野尻純平です。
今回は1円パチンコの最新事例と将来性に関してお話させていただきます。
昨年のホール業界での話題といえば、「5号機問題」と
「1円パチンコの出現」ではないでしょうか。
私のご支援先ではほぼ導入しましたが、
まだまだ様子見というホールさんも多いように思います。
そこで私のご支援先での導入事例をご紹介させていただきます。
1円パチンコ専門店で台粗4,000円!?
人口20万人のとある地方都市のホールさんの事例です。Aホールさんは
設置台数280台(P200台)、パチンコ稼働8,000発の小規模店舗です。
数年前に、近隣に大手チェーン店が500~1,000台規模で複数の
出店があり稼働を大きく落としていました。
そこで1円パチンコ専門店への転換を決断。約2ヶ月をかけてリニューアル
プランを練り、昨年秋にオープンしました。オープン後の業績推移は
以下の通りです。(**省略**)
データからわかる通り、1円パチンコ専門店への転換から約4ヶ月で
台粗1,200円アップ、月間P粗利で720万円アップしています。
オープンに伴う放出はというと・・・
最初の一週間は台粗0円で走りましたが、
その後は徐々に利益を取っています。通常の4円貸しでのグランド
オープンの放出と比較すると放出予算がかなり低く抑えられています。
またオープン後4ヶ月で毎月稼働が3,000発ずつアップしていますので
それに伴い台粗額も徐々にアップし08年1月の実績は3,710円です。
毎月じわじわと稼働が上がっていくのが、1円パチンコの特徴ですが、
もっと驚きなのが機械代です。1円パチンコを始めるまでは
毎月15~20台の機械を購入していたのですが、1円パチンコ専門店に
転換してからの毎月の機械購入は5~10台です。
1円パチンコ専門店で営業利益率10%を目指す!
ではオープンに伴いどれくらいの初期投資がかかったのでしょうか。
Aホールさんの例で見てみると、ユニットやPOSの設定変更で250万円・
オープン時販促費用で200万円の計430万円で1円パチンコ専門店へ
転換されています。
次に通常営業の中でどれくらいの利益が見込めるのかを考えてみましょう。
以下表をご覧ください。(**省略)やはり営業利益への貢献で大きいのは
機械代です。4円貸玉で設置比率の5%にあたる新台台数で稼働を維持
出来るホールさんは少ないと思いますが、1円パチンコでしたら充分な
機械回転率といえます。このように1円パチンコ専門店は非常に営業利益を
残しやすい営業形態であるのです。
1円パチンコ専門店がこれから増えるワケ
いかに営業利益が残しやすい営業形態といっても「大型店や繁盛店が
1円パチンコを導入してきたら結局負けてしまうのでは?」と思われる
読者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし1円パチンコ専門店の場合はそうなりません。なぜなら大型店や
繁盛店の場合は、ほとんどの導入パターンが部分導入です。当然機械の
導入は4円優先となり、1円パチンコの入替で後手を踏みます。
しかし専門店の場合、絶対的な台粗額3,000円さえクリアしていれば
競合店より早く機械導入に踏み切ることが出来ます。また台数規模の面でも
部分導入と比較すると台数で優位に立つことが出来るのです。
この2点で1円パチンコ専門店は、専門店化するメリットを受けられるわけです。
1円パチンコに関しては賛否両論ありますが、それは部分導入の難しさに
焦点が行き過ぎた見方ということも出来ます。この機会に一度1円パチンコ
専門店について考えてみられてはいかがでしょうか。
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